姿無き声


ここでは私の好きな声優さんやアナウンサーさんなどを紹介します。
しかし、今時の若い方ではなく主にナレーションなどで活躍されている方々です。
そこを十分ご注意してください。
では、中にどうぞお入りください。


トップに戻ります
第一集
小林清志(こばやし きよし)さん(声優)
高田祐司さん(たかだ ゆうじ)さん(声優)
広川太一郎(ひろかわ たいちろう)さん(声優)
大塚周夫(おおつか ちかお)さん(声優)
内山ケンジ(うちやま けんじ)さん(TBSアナウンサー)
野猿(やえん)さん(裏方さん)
インデップス・眠狂四郎(ねむり きょうしろう)さん
(時代劇小説の登場人物。浪人)(3月9日更新)
第二集登場(3月25日更新)
第三集登場(11月9日更新)

小林 清志

(KOBAYASHI KIYOSHI)

(俳優協同組合〔俳協〕)


バーボンと硝煙と不器用さと男気
次元大介。
まず、小林氏と言えば次元大介を抜きに語れない。
すでに私が生まれたときにはルパン三世はやっていて次元大介をおやりになっていた。
私の歳よりも小林氏が次元と付き合っている年数の方が多いのだ。
私はルパンよりも次元が好きだった。あのハードボイルドさも不器用な優しさも全てがよかった。
もう、イメージと言うよりも小林氏=次元なのだ。
だが、本当に小林氏に好きになったのは次元ではない。柳生十兵衛である。当時、短大の先輩に連れられたゲームセンターで小林氏が演じていたサムライスピリッツの柳生十兵衛に転んだ。
しかし、残念な事にサムライスピリッツを生んだSNKは吸収合併され、肝心のルパンもルパン役の山田氏が他界された後(もっといえば、それ以前から)一年に一回と言うペースで滅多に声を長い時間聞くチャンスはない。

その数少ないチャンスは番組変更期である。特に報道の特集で大規模な犯罪などになると、小林氏の声だけで臨場感が倍増するし、それ以外でもハードボイルドな声とちゃちな事件のギャップが笑える。
それから、筋肉番付であろう。あの男気の世界に小林氏の声が一層の濃厚な世界を紡ぎ出す。

元は小説家になりたくて日芸大に入学し、その後得意の英語で翻訳と役者の二足草鞋をしていたが翻訳を辞めて役者から声優の道を歩みだした。
(しかし、当時は小林氏は二日酔いとか遅刻は当たり前にして名前を覚えてもらったと言う逸話があるらしい)
もちろん、現在でも英語は堪能だし、パソコンは全部英語で表示しているという。


高田 祐司

(TAKADA YUZI)

(大沢事務所)


俺ほどの男はいないぜ
1999年までテレビ朝日系で放送されていた「たけしの万物創世記」のナレーションを担当していたのが、この人。元は劇団の人だったらしい。
この方の声は、徹底したかっこよさというか美学があるように思える。
はっきり言おう。この人の声のイメージは嫌味なぐらいのかっこよさなのだ。
普通、ここまで言えばどこか抜けているイメージがあるかもしれないが、それすらない、まさに「俺ほどの男はそうはいないぜ。」と言えるぐらいのかっこよさなのだ。しかも、そのかっこよさを十分認識しつつ決して自慢しない。(または誤魔化さない)だが、自分の美学は徹底して守る。
黒い上下のスーツに身を包み本皮張りの椅子に腰掛け軽く手を組んでいる。
そんなイメージだ。
もし、ご存知のかたがいたら、彼にやってほしいキャラクターとして柴田錬三郎の眠狂四郎をあげる。どこか影があってニヒルな感じがよさそう
(あえて、断言しない)

だが、実際の彼は意外とお茶目さんである。
彼が顔出ししたのは「たけしの万物創世記」以外ないので断言は避けるが例えば視聴者の質問で「背の高い男性の人は声が低いですが、どうしてですか?」という質問(答えは背が高くなるとギターの弦が緩むように低くなるんだそうだ)で「この声と背の高さでモテてます。」といった日、私は腰を抜かした。(今時、モテるか・・・。)
それから、同番組の赤ちゃんスペシャルは凄すぎた。もう、ご自身の赤ちゃんをべた褒め。
(なお、この赤ちゃんスペシャルを録画した方いらっしゃいましたらご連絡ください)
ナレーションとのギャップに大変驚いたのを思い出す。

ナレーションの他にもアニメの方でもご活躍されている(ゲストが多いが)特にカサラギというアニメでは主人公を冷酷に操る兄・一清というキャラクターは最高に彼の声にあっていた。自分の理想のためには弟も冷酷に操る。そこにある悪の美学とでも形容すべきかっこよさは正直、主人公を上をいっていたような気がする。

やはり、彼には科学や歴史といったもののナレーションがいいように思える。無論、アニメでも登場してほしい。


広川太一郎

(HIROKAWA TAITIROU)

(フリー)


真面目な人だったりなんかしちゃったりして!!
飄々としたナレーションが印象に残る。ナレーション以外にも宇宙戦艦ヤマトなど多数出演している。私個人のことを言わせて頂ければやっぱり
「名探偵ホームズ」である。また、大変アドリブの上手なかたで時に大暴走をする。
もちろん、渋い演技も忘れられない。ロジャー・ムーアの007は氏の持ち役である。
しかし、私の印象を言えば、二枚目半というのがイメージだ。かっこいいんだけど何処か抜けている。
その背景には色々なものを背負って・・・・。でも、普段はやっぱりお茶目サン。

ご本人はかなりストリックで真面目な方である。小林氏と同じ東京芸術大学出である。
だが、小林氏と違うところは最初から役者を目指していたところである。卒業後、芝居をするために劇団に入ろうとしたが学校と同じこと(訓練や研修のこと)をすることが嫌でフリーに。
幸いにして、氏は、かの名高き「徹子の部屋」に出演することがあり色々拝見するが、氏はやはり一匹狼というイメージがある。
本人は謙遜されているが、何処か孤高のイメージがあるのは事実だ。
そういえば、氏の演じられるアニメや洋画のキャラクターを見ても、何処か一歩引いたところがある。

「笑わせるために真面目に考える。」
これが氏のポリシーなのかもしれない。(見ず知らずの第三者が勝手な事を言ってすいません。)笑わせるというのは、決してふざける事ではない。極論的に言えば笑わせることは普段、我々が目に付かない事に視線を注ぎ、真剣に考えることではないだろうか。
簡単に済ましてしまうところに我々の知らない真実がある。
笑われるのは簡単である。変なことをすればいい。
だけど、笑わせてあげることは本当に難しい。そんなことが出来る氏はやはり凄いお人である。


大塚周夫

(OHTUKA TIKAO)

(青二プロダクション)


偉大なる悪いやつ!!
近年、氏の声を聞くといえばNHKの忍玉乱太郎の山田先生であろう。氏のイメージは山田先生である。熟練なんだけど、どこか抜けている(またはセコイでも可)若い人材を育成し成長を優しく、時には厳しく見つめる。
だが、あえて言おう!!!この人には徹底的な悪役をやって欲しいと!!
往年の傑作アニメと誉れ高い「ガンバの冒険」に氏はオロチというイタチの役で出てくる。
私が小学校低学年か幼稚園生のときに氏が演じられるオロチを見たとき、怒りと恐怖の混ざった感じになり泣いた。それほど怖い。

少し、話が横道に逸れるが最近のアニメには徹底的な悪はないと思う。やれ因縁だ、やれ自分の故郷を守るためだとか、誇りとか・・・・・。
つまり、それを外せば主人公と遜色変わりないので悪にも人気が出る。
しかし、それでいいのだろうか?
私は、こう考える。
ヒーローは徹底した悪でなければ立たないものである。
ところが今や、殆どのアニメは理由が多すぎて「多少悪いことをしてもいいや。それがかっこいい」なんていう
(私からすれば「ざけんじゃねぇよ!!くそボケ野郎!!」。こういうアニメがファンの方ごめんなさい)
(私からすれば)陳腐な言い訳が大手を振って歩いているのだ。悪は我ら見ている側から轟々の非難を浴びるべき存在なのだ。敵もしかりである。

オロチは(主人公であるねずみの視点を外しても)恐ろしい。彼には殺す意味はない。
強いてあげれば飯があるから喰うだけの事だ。宿命もへったくれもない。
だが、これ以上にシンプルかつ力強い理由はない。
そして、恐ろしい理由だ。そのオロチを氏は見事に演じられた。
本当に冷酷で手強い。そこに若者育成などはあるはずもなく、容赦なく殺し喰うという自然の摂理だけがある。
だからこそ、主人公たちの内面にある一生懸命さや強かさが一層引き立つのだ。
だから、もう一度、オロチレベルの悪をやって欲しいのだ。

ある本で氏の話を聞いていて、ある作家を思い出した。池波正太郎氏である。キーワードは『粋』である。
池波正太郎氏も大塚氏も(多少タイムラグがあると思うけど)同じ東京出身で同じ世代だと思う。
江戸と東京が混在し粋と職人が、まだ沢山いた古き良き時代。この二人はそんな東京で育ち若いときに演劇にのめり込んだ。
池波氏は作家になり、大塚氏は声優となり、共にいい作品を(形こそ違え)我々に残している。
これから、何を学び取り、実行していくかは我々視聴者(読者)にかかっている。


内山ケンジ

(UTIYAMA KENZI)

(TBSアナウンサー)


心優しきラジオ職人
今回する内山氏はかなりマイナーである。マイナーすぎるかも知れないし、私自身顔を知らないのだ。
(上の高田氏や小林氏などは一応知っている)
そんな氏の声を聞いたのは「伊集院光・日曜代将軍」
(現在ではリニューアルして「日曜日の秘密基地」になっている)
(TBSラジオから毎週3時から6時までの生放送)であった。
始めは伊集院光メインで聞いていた。
(私はラジオの伊集院光がタレントの中では一番好きである。)
この番組は『ニュースを分かりやすくする』為のものだ。
そう、あくまでもニュース番組なのだ。
いくら伊集院が悪ふざけしようと、この骨格だけは外せない。
だが、大黒柱である伊集院の本職はタレントでありラジオの話す人である。
ついでにいうと「都立足立新田高校」を中退した男である。(決して悪口ではない。)
奇々怪々な用語の出るニュースを我々に「分かり易く」するには少し大変である。
そこで登場するのが、この『内山ニュースデスク』こと内山氏である。
混乱しそうになる伊集院やアシスタント、講師のタレントに助け船出すのが彼の責務である。

私が氏に惚れた理由は声の質もそうなのだが(非常に聞きやすい優しい声なのだ)、あくまでも「一報道陣のプロ」という地位にいることだ。
最近はアナウンサーもニュースを読むだけではなく、バライティーに出たり芝居もするようになった。それは、それでいい。
別にアナウンサーに「芝居をするな。」「ニュースだけを読め。」というのは酷であろう。
彼女たちだって自分を出来る限り表現したい時期があるのだから。
だが、内山氏は常に控え目だ。如何様にゲスト講師に遊ばれようとも怒らず、しかし、調子あわせて笑うでもなく淡々としてる。
淡々としていると言ったが無表情という意味ではない。
むしろ、感情豊かな人であり、優しい人だ。番組前半に1週間のニュースをまとめて放送するコーナーがある。政治の汚職や残酷な事件になると「本当に許せません。」「許されるべきものではありません。」と普段の口調からは考えられない迫力がある。決して、声をトーンダウンさせたりしているのではない。だが、迫力が違う。博学であるが決して我々視聴者と何ら変わらない観点でものを見つめられる数少ないニュースデスク。
それが内山氏である。

内山氏はこの仕事に関して『職人』という価値観を持っているようだ。
ある飲み会で伊集院に、帰り際、こう話したという。
『自分はニュースの職人だから分からないことがあったら何でも聞いて下さい。』
その裏には常に世のなかのことを勉強し考えている絶対的自信への表れでもある。

最後に、これは内山氏とは直接関係内が、あるニュース番組で戦場の悲惨さを伝えスタジオに移ったとき、VTRを見ていた男性アナウンサーが泣いていたという。(母から聞いた話)
「それがアナウンサーなんだろうな。」と私は思った。
アナウンサーとは博学をひけらかす事でも視聴者に媚びることでもない。当事者の立場を踏まえつつ客観的に視聴者へ報道を伝える者だと思う。
被害者などの痛みや辛さを背負い込んで、報道するのがアナウンサーというのかもしれない。


野猿

(YAEN)

(フジテレビ「とんねるず みなさんのおかげでした。」美術スタッフ)

『野猿』という祭りの後に残るもの

年頃の婦女子には人気があるグループの一つである。
構成メンバーはとんねるず(石橋貴明、木梨憲武)に加えてメインボーカルはテルリン、カンちゃん。
バックはジェリー、バカ、ゴテ、タカク、シュウ、ホッシー、ナル。
詳しい事はフジテレビの公式ホームページもあるし、ファンによるサイトも沢山あるので行ってみるといいかも知れない。

彼らの魅力は何か?様々なファンがサイトで色々な意見を言う。曰く『カンちゃんが可愛い』曰く『素人っぽいところ』などなど・・・・・。
あげれば限が無い。

何で野猿がこんなに婦女子を惹きつけるのかは正直不明だ。
しかし、仮説として言えるのは彼らは日本男児が失った「熱い何か」を持っていることだ。
現在、失礼な言い方をすれば人気のある芸能人の殆どに泥臭さはない。
逆にいえば何でも『クール=かっこいい』という公式がぴったりだ。
何か困難にぶつかっても平然としている。
だが、野猿は土の匂いのする芸能人であった。
彼らの過去には様々なものがある。

離婚したものがいる。
双子で悩んだものがいる。
ダンスが上手く踊れないものがいる。
自分の本職との兼ね合いに悩んだものがいる。
地味なやつがいる。・・・・・。

様々な問題に彼らは真正面から立ち向かった。
だが、けっして説教臭くない。
それは『野猿』というプロジェクトが『お祭り』という要素を含んでいたからだと思う。
問題が起こっても、それを笑いに変える余裕があった。

3月の全国3ヶ所のライブツアーで『撤収』する野猿。
祭りが終わる。
『野猿のメインボーカル・テルリン』は『アクリル装飾の平山晃哉』
『野猿のアイドル・カンちゃん』は『衣装の神波憲人』
『野猿のモテ男・ジェリー』は『視覚効果の飯塚生臣』
『野猿のリーダ・バカ』は『大道具の大原隆』
『野猿のダンス3人衆の筆頭・ナル』は『同じく大道具の成井一活』
『野猿の裏番・ホッシー』は『ドライバーの星野教昭』
『野猿の突込み役・シュウ』は『持ち道具の網野高久』
『野猿のトラブルメーカー・タカク』は『クレーンの高久誠司』
『野猿の壮大なボケ役・ゴテ』は『カメラマンの半田一道』になる。
祭りが終われば皆離れていく。
しかし、それは悲しいことではない。また、何かあったら会えるのだから。
それだけの友情を彼らは掴んだと思う。
笑顔で言おう。
「今までお疲れさんでした。」



[PR]女性が輝く公文の先生募集中!:全国で教室開設説明会開催